ブルーベリーの植替え
- バク
- 2016年12月5日
- 読了時間: 3分
確か5年ほど前になると思います。
ブルーベリーの苗を買って育成を始めました。
〔品種と結実〕

ブルーベリーは一本だけでは受粉できず実らない植物なので、2品種、「ティフブルー」と「デキシー」を買いました。後から分かった話なのですが、品種は大きく三系統「ラビットアイ系」「ハイブッシュ系」「サザンハイブッシュ系」があり同系統でないと結実しないのです。
ティフブルー=ラビットアイ系
デキシー=ハイブッシュ系
だめなのです。
ただ、管理できず放置していたものですから、そもそも実が成ったかは分かりません。
今後は気合を入れなおして栽培していこうと思います。
もちろん両品種の相方が必要なので4本管理することになります。
左側がティフブルー、右側がデキシー
〔植替え〕
まず鉢植えで育成する場合の重要事項に植替えがあります。鉢で植えるとどうしても根っこが鉢いっぱいに広がった後、根詰まりを起こして枯れてしまうのです。これを防ぐために一回り大きい鉢植えに移植するか、大きくしたくない場合は根っこを切って整理する必要があるのです。
今回は一回り大きい鉢に移すことにしました。
植替え時期は葉っぱが紅葉後落ちたあとの休眠期に行います。大体10月~12月です。
春先の3月前後でもいいのですが、今の時期に入れ替えた方が春の芽吹きが良くなります。
理由は1月2月の完全休眠までは少し根っこが伸びるようで、春先芽吹く前に少しでも根付いていた方がいいからです。
まずティフブルーの方に生えてしまった植物と分離します。引き離す際に根っこをだいぶ痛めてしまいました。ブルーベリーは根っこを切ってもいい植物なのでたぶん枯れることはないですが、根っこがデリケートな植物はこの時点で枯れてしまう可能性があります。

意図していない植物の方が根っこがびっしり育っていました。
これではティフブルーの育成が阻害されても仕方ありません。

ブルーベリーの植替えでは根っこを少しほぐしてやります。
白い根は成長の根っこで茶色の根っこは結実に向けた繁殖の根っこです。

この根は白いので実をつけると言うよりは「大きくなりたい。」と言っている根っこのようです。
〔用土〕
土は少し特殊でピートモスと鹿沼土を7:3ぐらいの割合で混ぜたものを使います。
ブルーベリーは珍しく酸性土を好む植物なので、こういうところも鉢植えにしている理由です。

話を戻して植替えです。
デキシーの方はそこから根っこが飛び出すほどしっかり根を張っていました。根っこを痛めてはいけない植物ではこの時点で枯れているかもしれません。ブルーベリーでよかったです。


これもほぐして植替えました。


ピートモスは水分をはじきやすいので、土と水を交互にいれ浸透させながら充填していきます。幸い今日はこれから雨予報なので、雨を充分吸ってくれると思います。
ブルーベリーは乾燥を嫌う植物ですので、表面が乾いたタイミングでこまめに水をやる方がよく育ちます。
5年間放置で生き延びたことを思うと、ブルーベリーは結構強い植物なのだと感じます。
ただ、5年生の木にしては樹勢がありません。今年は追肥もしっかりあげて、モリモリに育てたいと思います。
以上
Comments