キッチン水栓の交換
- バク
- 2016年11月13日
- 読了時間: 4分
キッチン水栓のハンドル部分が折れてしまったため交換してほしいとご依頼があり、行ってきました。
28年間使っていたそうなのですが、プラスティックの部分がぽっきり折れていました。

使えさえすればなんでもいいというお話だったので某ホームセンターで一番安い商品をお客様に購入していただき、交換しました。

↑取り外して並べてみました。左が新品、右がお古。
水栓をはずす前の写真を撮り忘れてしまったので写真はないのですが、はずすのは簡単でした。作業場所がシンクの奥なので手が届きにくく、作業がしにくいということ以外は簡単に外せました。新品の取扱説明書に「現在、ご利用中の水栓のはずし方」という項目があり、ネットで調べる手間が省けて良かったです。
それにしても昔の器具はホースではなく鉄製(?)の管に、逆止弁も倍以上の大きさです。何年もかけて今のシンプルな形にバージョンアップされてきたことでしょう。値段もきっと今よりすごく高かったのだろうなと見てとれます。
ここで問題発生!!!
下の写真の穴に器具を差しこんだのですが、しっかりとはまらないのです。
どうやら穴が数ミリ小さいようなので、やすりで少し削って解決しました。


穴をわずか数ミリ削っただけです。削らないと取り付けが少し歪む程度なのですが、こういうところをしっかり取り付けないと、変なところへ水漏れが起こるので重要なことなのです。

↑上部の取り付け完成
余談ですが、某ホームセンターには食洗機への分岐付水栓が一種類だけ売られていました。この分岐部分、単品で購入するとものすごいお値段がします。確か2万円以上します。記憶を5年ほどさかのぼるのですが、僕が新婚のとき、食洗機を買った際にはそれぐらいの価格でびっくりした覚えがあります。
今回の分岐付水栓は1万2千円ほど!激安です。心配になるくらい安いです。
もちろんネットで検索するとカッコいいものや機能的なものもたくさんあるので値段はピン切りです。10万円を超える商品もたくさんあるようです。
ちなみに、分岐無でシャワーヘッドタイプも2万円しませんでした。ホームセンター恐ろしです。
ここでまたまた大問題発生!!!
ホースの長さが足りません。
これは致命的でした。作業を中断して某ホームセンターへ相談にいきました。

↑5センチほど足りません。これでは水は絶対出てきません。

↑アジャスター部材が売っていました。
水道用品売場を確認したところ、つなぎ部材がちゃんと売ってありました。
一瞬、「取り付けできない」とひやりとしましたが、なんとか当日中に解決できました。
当日中に解決できることはとても重要なことでした。キッチンの水栓なので晩御飯までに直さなくてはならなかったのです。取り寄せになると数日かかります。「安くて速くて安心の~」のCMで有名な某修理会社に自費で依頼することになると大損害です。冷や汗ですんで良かったです。これも勉強です。
これさえ付いてしまえばあとは、蛇口をひねるだけです。しばらく水を流してみて水漏れがないことを確認し、お客様に数日水漏れしないか様子を見てくださいとお願いして作業は終了となります。
パッキンがすべて付属されていたので、つけ忘れがない限りは水漏れした場合は商品の欠陥です。
このパッキンを正しくつけることが水周りでは一番大切なことなので気を付けて取り付けました。
今回は3時間の作業予定でのお見積り、6,000円で対応させていただきました。途中、ホームセンターに走る必要がありましたので実際には4時間以上かかりましたが、ここは僕の勉強代です。
〔まとめ〕
キッチン水栓の取り換えは意外と簡単で、誰にでも出来ます。とはいうものの工事にトラブルはつきものです。その解決策を探す、粘る、考えることが実は楽しかったりもします。僕はそういうトラブルを自分で解決することがDIYの楽しみ方の一つだとすら思っています。
ただ、最悪の場合、プロの業者に依頼することになるかもしれないとの覚悟も必要です。
それでよければ挑戦されてはいかがでしょうか。僕でよければご相談にはいつでも乗ります。
以上
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