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落ち葉堆肥づくり

  • バク
  • 2017年2月1日
  • 読了時間: 3分

今週は落ち葉堆肥づくりのお話です。

堆肥とは落ち葉や油の搾り粕、もみ殻や米ぬか、動物の糞、卵の殻や甲殻類の殻、貝殻などが発酵して土のような状態になったものです。ホームセンターで売られている腐葉土や牛糞などのことです。

上記の材料は発酵分解されないと植物は吸収できません。ですので堆肥づくりとは、意図的に発酵しやすい環境を整えて、発酵分解を促す作業と言っていいでしょう。

そんなに小難しく考えなくても、実はほっておけばなんでも堆肥化します。早いか遅いかの差だけです。

堆肥化しないものもあります。プラスチックです。これだけはこまめに拾って捨てましょう。

今回は落ち葉を主原料にした落ち葉堆肥です。

公園に行けば落ち葉がたくさんありますよね。

葉っぱの中には発酵分解されにくいものもあります。写真の右に見えている笹竹の葉や杉桧など針葉樹の葉です。

枝や樹皮も発酵分解が遅いのでできるだけ避けます。

集めても集めてもきりがない量です。

発酵分解がスムーズで栄養素やミネラル分も申し分ないのがケヤキやクヌギなど広葉樹の落ち葉です。

大きい土のう袋4袋分、今回は朝、雨が降っていたので一袋10キロくらいになりました。

右上のコメ袋の中には米ぬかが入っています。

右の掘り出しているところが堆肥スペースです。

入口は杭を立てて合板でふさぎます。2~3ヶ月に一度切り返す必要があるので、合板は釘止めなどはせず引き抜けるようにしておきます。

落ち葉を投入します。今朝の雨のおかげで充分なほど湿っています。大体50%くらいの水分量が適正です。水分量が多すぎると腐ってしまいます。

米ぬかを振りかけてよく混ぜます。

これを何度も繰り返します。4袋分だとそれなりの筋トレになります。

混ぜ終えたら毛布などの布切れをかぶせます。保温の意味があります。発酵中の中心部は50度以上になりますが寒いと温度が上がりにくく発酵が遅れます。

その上から余分な水が入らないように蓋をして完成です。

後は待つのみ。早ければ6ヶ月くらいで落ち葉堆肥の出来上がりです。

途中2~3回掻き混ぜる必要があります。これは上より下や内部の方が発酵しやすいからで、満遍なく発酵させるためです。

有機農法には堆肥がとても重要です。それは土で植物を育てると言うことだからです。土を植物の生育に適したものにしたいと言う場合に堆肥が最も有効なのです。

中でも落ち葉堆肥は土の通気性と排水力を向上させてくれる、とても土づくり効果の高い堆肥です。

〔竹集め〕

少し時間が余ったので、近くの竹やぶから、今後使うであろう竹を伐り出してきました。

20本ほどあります。自然と枯らして葉っぱを取り除くことにします。

小屋裏に差し込んで保存します。

写真では分かりずらいですが18時前です。少しずつ日が落ちるのが遅くなっています。

でもこの時間帯から急激に冷えます。まだまだ畑は冬です。

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